島根の観光地と聞いて、すぐに思い浮かぶのは「出雲大社」でしょうか。
観光地のイメージが少ない島根県ですが、実はナイススポットがいくつもあります。
「仁摩サンドミュージアム」もそのひとつ。
仁摩サンドミュージアムの魅力を紹介いたします。
仁摩サンドミュージアムとは
仁摩サンドミュージアムは島根県大田市仁摩町にある博物館です。(大田市は橙色下線)
仁摩町馬路にある琴ヶ浜は国の天然記念物、鳴り砂で有名な砂浜です。
そんな砂浜から3kmほどのところにある「砂」「時」「環境」をテーマとした砂の博物館、それが仁摩サンドミュージアムです。
鳴り砂は貴重で、ほんのわずかな環境の変化で鳴らなくなります。
そんな貴重な砂のある琴ヶ浜の保全と環境保護を願い建設されました。
見て学習するだけでなく、体験しながら砂の学習をすることができる施設といわれています。
設計したのは仁摩町出身の建築家、高松伸氏。
大小6つのガラスピラミッドが目立ちます。
大きな中央のピラミッドの中には、世界最大の一年計砂時計「砂暦」が置かれています。
仁摩サンドミュージアムのみどころ
世界最大の一年計砂時計「砂暦」
ミュージアムの中に入り、一番に目に入るのが地上11mに設置された巨大な砂時計。
砂時計の中にはなんと「1トン」の砂が。
1年かけて砂が落ちていきます。
中の砂は山形県の鳴り砂を使用。
本当は琴ヶ浜の砂を使いたかったそうですが、砂粒が直径0.3㎜と大きく、それを収納する砂時計の容器を作ることが当時の技術では難しかったため、断念したそうです。
毎年、大晦日にはこの砂暦を回転させる「時の祭典」と呼ばれるイベントが開催されています。
12/31の23:55から5分かけて大綱を引き、砂暦を回転させます。
砂暦の下には、砂暦のレプリカや鳴り砂などが置いてあります。
また、ホールには砂が動くことでひとつの作品となる「砂アート」なるものも。
見ていると時間を忘れ、砂が奏でる幻想的な芸術に見入ってしまいます。
またスタッフによる紹介アナウンスもあり、楽しい時間を過ごせます。
砂がもっと好きになる!
仁摩サンドミュージアムに行くと改めて砂の魅力に気づき、砂のもつ楽しさに引き込まれます。
”砂に関する特設コーナー”には、顕微鏡を使って砂や微小貝を覗いてみたり、世界中の砂の展示があったりと砂を身近に感じる展示がたくさん!
同じ砂でもまったく違う砂を比べることができるのはここだけ?
また、館内のいたる所に砂を使用したアート作品の展示も。
アーティストさんたちが趣向をこらした作品を見ていると砂の無限大の可能性を感じました。
仁摩サンドミュージアムで砂体験
地下ワークショップコーナー
仁摩サンドミュージアムは砂に関する展示だけでなく、素敵な思い出づくりや体験なども充実。
特におすすめなものは「砂絵づくり」。
入館者には毎日違ったイラストの台紙を一人1枚プレゼントされます。
台紙はシールになっており、自分が狙った場所に色のついた砂をかけて作ります。
砂はたくさんの色が準備されているので、世界に一つだけ、オリジナルの砂絵を作ることができますよ!
他にもこんな体験もできます
砂の標本づくり
サンドミュージアム近隣の砂浜の砂を実際に触り、標本をつくることができます。
砂の粒の違いを目で、手で、実感することができます。
オリジナルグッズづくり
砂にまつわるオリジナルグッズを作成できるワークショップも開催されています。
「自分だけのオリジナル作品を自分で作る」というのは旅の思い出にぴったりですね。
ぜひ、実際に来館し、砂の楽しさに触れてくださいね。
代わりにキットが販売されており、自宅で楽しめるようになっていました☺
帰宅しても旅の余韻を感じることができたのはそれはそれでいいかも?
別館ふれあい交流館
サンドミュージアムを出てすぐの建物「別館ふれあい交流館」もおすすめです。
砂時計やオリジナルグッズの販売だけでなく、ガラス工房もあり、サンドブラスト・クリアキャンドル・フュージング等の工芸を楽しむことができる施設です。
詳しい内容はHPをチェックしてください!
旅の思い出づくりにぴったり☆
仁摩サンドミュージアム 基本情報
住所 | 〒699-2305 島根県大田市仁摩町天河内975 |
電話番号 | 0854-88-3776 |
営業時間 | 9:00~17:00(受付終了16:30) |
定休日 | 毎週水曜日 ※年末年始は要確認 (祝日の場合は翌平日) |
入館料 | 高校生以上730円、小中学生360円 |
公式HP | https://www.sandmuseum.jp/ |
アクセス |
車での来館 電車 |
島根大田地域を電車旅行の際は時刻表がお仲間に必須です!
「砂時計」で一躍有名に
仁摩サンドミュージアムは漫画家・芦原妃名子さんの人気作品「砂時計」に登場しました。
「砂時計」は漫画だけでなくドラマ・映画化もされた作品です。
館内には「砂時計」のコーナーもあり、ロケ地マップや脚本、ポスターなどが展示されています。
大好きな作品でした。
作中に登場する杏ちゃんの砂時計は別館ふれあい交流館のお土産ショップにて販売していました。
おわりに
という会話が友人と繰り広げられてしまいました…
がんばれ、島根
がんばれ、大田
がんばれ、仁摩サンドミュージアム