大阪市内をぐるりと一周するJR大阪環状線。
通勤・通学だけでなく、観光やお出かけの足としても大活躍の路線ですが、実はこの環状線には「知ってると話したくなる」アレコレがたくさんあるんです。
この記事では、大阪環状線にまつわるちょっとした豆知識を厳選してご紹介!
鉄道ファンはもちろん、地元民も「へぇ〜」と思える小ネタが満載です。
友達との会話のネタにもなるかも?ぜひお楽しみください。
1. 起点はどこ?実は「大阪駅」ではない!
大阪環状線は「大阪」の名がある大阪駅が起点なイメージがありますが、正式な起点は「天王寺駅」とされています。
これはJR西日本が定めた運行上のルールによるもので、時刻表などで「大阪環状線外回り」と書かれているときは、天王寺から出発し時計回りに進む形が前提となっています。
ちなみに内回りは反時計回り。どちらが速いかは、行きたい駅によって使い分けましょう。
2. 全19駅のうち、唯一「大阪市外にあった駅」がある
環状線の駅は基本的に大阪市内にありますが、かつて「大正駅」が大阪市外(旧西成郡)に位置していた時期があるという説があります。
これは歴史的な区画整理と合併に関係しており、大阪の都市形成の歴史を感じさせます。
3. かつては「貨物列車」が走っていた
大阪環状線と聞くと通勤電車や快速列車を思い浮かべるかもしれませんが、実はかつて貨物列車も一部区間で走っていたのをご存知ですか?
特に西九条〜弁天町あたりは、港湾部に近かったこともあり、貨物線との接続が重視されていた時代がありました。
4. 発車メロディが19駅すべて違う!しかも全曲に意味あり
これは有名かもしれませんが、大阪環状線の各駅では発車メロディがすべて異なります。
しかもそれぞれに、駅の名前や歴史、周辺エリアの文化にちなんだ曲が選定されているんです。
たとえば、鶴橋駅は「ヨーデル食べ放題」。これは焼肉の町・鶴橋らしさを象徴する選曲です。
詳細は以下の記事で詳しく解説しています👇
5. 実は「京橋駅」が天王寺よりも乗降客が多い
環状線の主要駅といえば「大阪駅」や「天王寺駅」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は「京橋駅」も負けていません。
2022年度のJR西日本のデータによると、1日あたりの平均乗降客数は以下の通り:
- 大阪駅:約48万人
- 京橋駅:約34万人
- 天王寺駅:約32万人
▼参考:JR西日本「都市圏主要駅の乗降人員データ(2022年版)」より
なんと京橋駅の方が天王寺よりも多いのです!
これは京橋駅が、JR・京阪・地下鉄が交わるハブ駅であることに加え、商業施設やオフィスビルも集中しているためと考えられています。
天王寺よりも上って…地元民でも意外と知らないかも?
6. 駅ごとに異なる「駅スタンプ」がある
大阪環状線では、駅ごとに異なるデザインの「駅スタンプ」が設置されている駅があります。
「環状線スタンプラリー」として密かに人気で、全駅コンプリートを目指す人も。
とくに大阪城公園駅・弁天町駅・西九条駅のスタンプは、観光スポットとの連動性も高く記念になると評判です。
7. 実は「環状」じゃない説もある?
一見するときれいな円を描いているように見える大阪環状線ですが、実は地図でよく見ると完全な円形ではありません。
むしろ「ひし形」や「楕円」に近く、特に西九条〜弁天町〜天王寺あたりのラインが歪んでいることが分かります。
↓ 実はこんな形らしいです。
環状線は移動だけじゃもったいない!
大阪環状線は、ただの移動手段ではありません。
駅ごとに歴史・文化・グルメ・音楽が織り交ぜられた、大阪を凝縮したミニ旅行とも言える路線です。
ぜひ次に環状線を利用する際には、今回ご紹介した豆知識を思い出しながら、耳を澄ませたり、周囲を少し観察してみてください。
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