「世界ふしぎ発見!」でモノノケ特集がされていました。
(2021年8月21日(土)放送-加藤諒と行く 真夏のもののけ探し!)
その中でミステリーハンターの加藤諒さんが、日本国内のさまざまなモノノケたちを紹介したり縁のある土地を訪れたりと、妖怪好きだけでなく、どんな方でも楽しめる回となっていました。
その中で
(๑・ิω・ิ)「怪遺産に認定されているんです~!」
(そんな面白そうなくくりある?)
と筆者は興味津々。
しかも”世界妖怪協会”というワードも聞こえてきます。
”世界”妖怪協会?!
ワールドレベルの妖怪協会?!
世界妖怪協会、怪遺産とは?
これは誰かに話したくなる雑学間違いなし!
世界妖怪協会とは
世界妖怪協会とは、妖怪をテーマに執筆活動をする荒俣 宏、京極夏彦、多田克己ら国内の漫画家や小説家たちがつくった会で、初代会長は”ゲゲゲの鬼太郎”の作者で日本における妖怪の第一人者(?)である水木しげる。
世界妖怪協会とは世界や日本の妖怪に興味をもつ人々が、互いに話し合いを行って妖怪への理解を深める等の目的のため集う際に、その中心となる会。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
妖怪好きの人たちが作った会で、妖怪の啓発活動なども行っているようです。
主な活動は
・妖怪季刊誌『怪と幽』の発行
・世界妖怪会議、お化け大学校の開催
を行っています。
しかし、世界的にも妖怪の認知は増えているので、ワールドなものになる日が来るのかも?
世界妖怪会議?お化け大学校?
1996年8月には第1回世界妖怪会議が水木しげる縁の地であり、水木しげるロードなど街のいたるところで妖怪を見かける鳥取県境港市で開催されました。
その後も境港市だけでなく、さまざまな場所で開催されています。
2009.2010年には京都にある「東映太秦映画村」にてお化け大学校「化け大祭」が開催されました。
お化け大学校は
お化けには学校も試験もないはずですが…なんと、ゲゲゲの鬼太郎で知られる水木しげるさんが総長を努める「お化け大学校」ができるということで、7/25(土)、京都東映太秦映画村で開校式・記者会見が行われた。実にユニークな名前のこの“学校”、実は妖怪マガジン『怪』(角川書店)が企画する、妖怪エンターテインメント・プロジェクトだという。水木しげる総長を筆頭に、作家・博物学者の荒俣宏さんや作家の京極夏彦さんが教授を務め、特定の校舎を持たず全国さまざまな場所で講義やイベントを実施。携帯サイトで7/11より入学募集を開始し、2週間ですでに500人を超える学生が集まっているという。
(2012年7月6日 関西ウォーカー)
化け大祭は文化祭のようなイメージだったのでしょうか。
怪遺産認定
そんな世界妖怪協会が選定する認定が「怪遺産」。
妖怪文化の普及に貢献した自然、文化、地域などを対象に認定されるようです。
2021年9月現在の認定は3か所。
- 鳥取県境港市(2007年選定)
- 徳島県三好市山城町(2008年選定)
- 岩手県遠野市(2010年選定)
境港市
妖怪協会会長の水木しげる縁の地。
妖怪の銅像が至る所に立ち並ぶ「妖怪ロード」や「水木しげる記念館」、電車やフェリーも鬼太郎たちのラッピングがほどこしてあるほど鬼太郎ワールド!
外灯や交番など、何から何までが妖怪色の街です。
※イメージです。実際はゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪たちの銅像が並んでいます。
山城町
こなきじじい発祥の地と言われている山城町。
他にもからす天狗を始め、60種類⁈もの妖怪の伝承が残っています。
「妖怪まつり」や「妖怪屋敷」といったものを地域の方々が主催し、妖怪を後世に伝えていこうとされています。
遠野市
柳田国男「遠野物語」の舞台となった遠野市。
遠野物語は座敷童や河童、神隠し、姥捨てなど岩手県遠野に伝わる伝承を記録した本です。
数多くの妖怪伝説の残る遠野は特に河童で有名なのでは?
観光案内所や道の駅で「カッパ捕獲許可証」を手に入れ、河童捜索をするのも楽しそうです。
おわりに
2021年は映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の公開もされ、世間も妖怪色があったのでは?
また新型コロナウイルスの蔓延により、「疫病退散」とアマビエが注目をあびました。
わたしたちの身近にいる妖怪たち。
妖怪は怖いものではなく、わたしたちの身近で寄り添ってくれる存在のはず。
例えば、子どもたちが危ない場所へ行かないように妖怪を利用することもあったはずです。
どの妖怪話も、理不尽なものはほとんどなく、教訓めいたものが多いです。
筆者のおすすめ妖怪漫画('ω')
ぬらりひょんの孫
妖怪の血が半分入った主人公が味方の妖怪たちと共に悪い妖怪を倒す話。
(とっても簡単に言うと)
かなりたくさんの妖怪が出てくるし、それぞれのキャラも立っていて妖怪学習にも最適!笑
夏目友人帳
妖怪妖怪はしていないですが、普通にいい話。
作中では妖怪ではなく、「あやかし」と呼ばれています。
「あやかし」と人間の心通わせていく感じが大好き。
地獄先生ぬーべー
30代の子ども時代には大きく影響を受けたはずの妖怪漫画。
妖怪だけでなく、都市伝説(?)の類もたくさん出てきます。
少し教訓めいた部分もあるので、子どもに読ませるのもありかな。
筆者は”ムラサキカガミ”と”エリーゼのために”の話が本当に怖かった…