2月3日は節分!
節分の食べ物といえば、恵方巻。
(近年は食品廃棄の関係で話題にもなっている食品のひとつです。)
2月が近づくと、あちらこちらから聞こえる「今年の恵方は〇〇〇」という言葉。
節分のときには「恵方を向いて、恵方巻を食べる」という文化は今では当たり前のように感じますが、一体いつ頃から始まったのでしょうか?
そもそも、恵方とはなんなんでしょうか?
今回はそんな節分のときの食べ物、恵方巻に関して紹介します。
Contents
【恵方巻とは】
節分のときに食べられる太巻き寿司。
具は七福神にちなんで、7種類の具を入れるのが一般的です。
「この具材を入れなければならない」という決まりはありません。
参考
昔ながらの恵方巻の具、7種類は以下の通り。
- きゅうり
- かんぴょう
- シイタケ煮
- 桜でんぶ
- 卵焼き
- うなぎ
- 高野豆腐
なんと、デザート感覚での恵方巻ロールケーキまであります笑
具はきちんと7種類、、、
【恵方巻の食べ方は?】
恵方巻は具にはルールはありませんが、食べるときのルールはあります!
このルールを気にして食べて、福をGETしましょう(*‘ω‘ *)!
食べるときのルール
- ひとり一本食べる
- 恵方を向いて食べる
- 黙って食べる
1.ひとり一本食べる
巻き寿司は「福を”巻き”こむ」ともいわれる縁起のよい食べ物。
そこに包丁を入れ込んでしまうと、福が切れてしまうといわれています。
最後まで、ひとりで食べきりましょう。
食の細い方やお子さんは細目に作るといいですね。
2.恵方を向いて食べる
毎年、恵方は違います。
その年の恵方(神様がいる方角)を見て食べることで、神様からご利益をいただきます。
よそ見をせずに、その方角を見て食べましょう!
3.黙って食べる
食べている間は声を出さずに、食べることに集中してください。
恵方巻を食べているときに喋ると運が逃げてしまうといわれています。
結構なボリュームを黙々と食べるのが難しいですが、そこは福徳のためとがんばるましょう!
【恵方ってなに?】
上記の図を見ても、なんのことかなんてサッパリ分からないと思います。
この図の見方が分からなくても、ネットで検索すればその年の恵方は出てきますし、スーパーやコンビニなどの恵方巻が販売されている場所に記載があるのでその年の恵方の方角自体はすぐに知ることができます。
そもそも恵方とは…
恵方とは、歳徳神という神様のいる場所を示しています。
歳徳神とは、その年の福徳(幸福や金運)を司る神様のこと。
歳徳神のいる場所は毎年変わるので、恵方も毎年変化するのです。
今でこそ、”恵方”という言葉は節分のときくらいにしか耳にすることはないないですが、昔からさまざまなときに”恵方”は意識されていました。
恵方の方角に向かい、いろいろなことを行うのが吉とされており、初詣へ恵方にある神社に行ったり、新しいことを行うときは恵方をむいて行ったりと、人々の身近に取り入れられていたのです。
【2022年の恵方は?】
2022年の恵方はーーーー、、、北北西です!
北北西を意識しながら、恵方巻をお食べください☺
【恵方巻の起源】
恵方巻は関西発祥といわれていますが詳しいことは分かっていません。
江戸時代の大阪が発祥ではないか、というさまざまな説が残っています。
花街で恵方に向かって食べて縁起を担いだという説や、問屋街で商売繁盛を願って食べたなどなど…
昭和7年に、
巻寿司と福の神 節分の日に丸かぶり
大阪府鮓商生活衛生同業組合HPより
と書かれたチラシが大阪鮓商組合によって発行されています。
全国区ではなく、大阪および関西地区での風習のように続いていた恵方巻ですが、全国に知られるようになったのは1977年に大阪海苔問屋協同組合が開催した道頓堀で行われる、「女子大生、巻き寿司早食いコンテスト」がマスコミに取り上げられてからです。
海苔の普及のために恵方巻が一役買ったというわけですね。
1990年以降にはコンビニ業界が全国区での販売を始め、わたしたちにとって身近なものへとなっていったのです。
大阪をはじめとする関西地域では古くからある風習かもしれませんが、日本全体の風習としてはまだ歴史の浅い恵方巻なのでした。
【おわりに】
いつの間にか、節分の日といえば「鬼・豆・恵方巻」といったイメージも定着しているように思います。
しかし、恵方とはなんなのか、恵方巻にはどんな意味がこめられていたのか、そんなことは考えないままでした。
今回の記事を通して、恵方巻への理解がより一層深まりました☺
今ではさまざまな恵方巻が売っているので、自分好みの恵方巻を食べてみようと思います!
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