日本各地にあるパワースポット。
今回は東京都渋谷区にあるパワースポット『明治神宮』内にある清正の井について解説していきます。
初詣に訪れる人もたくさんいる明治神宮。
初詣では日本一の参詣者数を誇る有名な場所です。
そんな明治神宮にある不思議なパワースポット、清正の井。
一体どのような場所なのでしょうか。
清正の井とは?
「きよまさのいど」と呼ばれる湧き水の井戸。
漢字だと、清正井、清正の井戸、とも書きます。
明治神宮のHPによると
東京都の調査では水温は四季を通じて15度前後と一定していて、毎分60リットルの水量があり、昔から「清正井(きよまさのいど)」といわれ加藤清正が自ら掘ったとされています。
清正ってだれ?
”清正井”に登場する”清正”、一体だれなのでしょうか。
清正 = 加藤清正
加藤清正という、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将のことです。
加藤清正はドラマなどで主役になることも少なく、名前を聞くことの少ない武将かもしれません。
しかし、初代・熊本藩主であり、熊本城の築城主でもあります。
戦乱で荒れ果てた熊本の地を立て直すために、治水干拓の工事や水田の開発を積極的に行い、現在でも現役で使用されているものもあるくらいです。
南蛮貿易にも取り組み、熊本の発展に大いに貢献しました。
いまでも、熊本市民からは愛される武将です。
治水・開拓といったことだけでなく、築城でも有名であったことから「築城の名手」「土木の神様」とも称されています。
清正の井 どんな井戸?
清正の井の歴史
清正井と伝えられていますが、この地に清正が住んでいたかどうかは定かではありません。
しかし、この地には江戸時代、加藤家の別邸があり、清正の子である忠広が住んでいたと伝えられています。
その後、加藤家の血筋が途絶えることになり、彦根藩主であった井伊家の下屋敷となりました。
清正が住んでいたのか分からないのに、なぜ「清正井」という名前になったのでしょうか。
これはこの井戸が横井戸であったことが関係しています。
当時の井戸は下方向に掘り進めていく井戸が主流であり、横に掘られた”横井戸”の仕組みが理解できずに不思議に思う人も多くいました。
「こんな不思議な特殊な井戸を作ることができるのは、土木の神様といわれた清正しかいない!」
と清正の造った井戸であるという伝説がうまれたのでしょう。
清正の井【横井戸の仕組み】
普通の井戸は真下に掘り伸びていく形の井戸です。
しかし、この井戸は横向きに掘り進める特殊な形をしています。
井戸の奥が見えます。
水源は現在の本殿倉庫の辺りの浅い地下水です。
自然な湧き水で、東京都内で自然な湧き水の井戸というのはとても珍しいです。
明治神宮のどこにある?
画像:明治神宮HP(http://www.meijijingu.or.jp/index.html)より
明治神宮内にある御苑の中に清正井はあります。
御苑内の一番奥まった場所に清正井が静かにたたずんでいます。
画像:明治神宮HP(http://www.meijijingu.or.jp/index.html)より
江戸時代以降は加藤家、加藤家が途絶えた後は井伊家の下屋敷の庭園でした。
明治時代に宮内省の管轄となり、代々木御苑と称されるようになりました。
苑内には清正井だけでなくほかにも見どころがたくさん。
曲折した小径を笹熊の間を縫い、歩くことができ、不思議な雰囲気を楽しむことができます。
特に6月は明治天皇が皇太后のために植えられた菖蒲田には、きれいな花菖蒲が花を咲かせます。
清正の井 訪れた感想
筆者が訪れたのは2018年でテレビの放映からもずいぶんと時が経っていたためか、行列もなく、訪れる人もなくひっそりとした地というイメージです。
テレビで人気がつき、たくさんの人々が訪れていたときは「たくさんの人が集まりすぎた結果、マイナスのエネルギーがたまっている場所になっている」とマイナスのパワースポットと言われていましたが、人気も下火になり、訪れる人も減ったからか悪い気はせず、むしろ気持ちのよい空気を感じることができました。
清正の井のある明治神宮が緑の多い自然豊かな場所であるので余計にそう感じたのかもしれません。
湧いている水もとてもキレイで澄んでおり、水や自然からはマイナスを感じることはありませんでした。
清正の井を待ち受けにしている期間に起こったよいことを思い出してみてもすぐには思い浮かばないのですが、その期間に観に行った舞台で最前列の座席だったということはよいことに入れてもよいでしょう!笑
「マイナスのエネルギーがあるかもしれないから行くの怖いなあ」と思っている方がもしいましたら、明治神宮はJR山手線原宿駅からすぐの場所にあるので行ってみてマイナスなエネルギーを感じたら原宿に目的地を変更するのもありです!
パワースポットのようなエネルギーはどうしても本人にしか分からない部分があると思うので、気になっている方はぜひ足を運んでみるのはいかがでしょうか。
明治神宮に入ったあと、清正の井までは距離があるのですぐに影響を受けることは少ないと思います。
筆者が撮影した清正井。 (とお気に入りの靴)
→→→霊感のない筆者が体験した不思議な現象については、コチラの紹介記事にあります。
京都市東山区 安井金比羅宮(縁切り神社)で体験した不思議体験を神社の紹介とともに載せています。
清正の井 観光情報
明治神宮 御苑の観光情報
開苑時間 | 閉苑時間 | |
3月~10月 | 9時00分 | 16時30分 |
11月~2月 | 9時00分 | 16時00分 |
6月 | 8時00分 | 17時00分 (土日 18時00分) |
御苑維持協力金 500円
明治神宮 観光情報
開門時間 | 閉門時間 | |
1月 | 6時40分 | 16時20分 |
2月 | 6時20分 | 16時50分 |
3月 | 5時40分 | 17時20分 |
4月 | 5時10分 | 17時50分 |
5月 | 5時00分 | 18時10分 |
6月 | 5時00分 | 18時30分 |
7月 | 5時00分 | 18時20分 |
8月 | 5時00分 | 18時00分 |
9月 | 5時20分 | 17時20分 |
10月 | 5時40分 | 16時40分 |
11月 | 6時10分 | 16時10分 |
12月 | 6時40分 | 16時00分 |
問い合わせ | 明治神宮 社務所 |
所在地 | 〒151-8557 東京都渋谷区代々木神園町1-1 |
電話番号 | 電 話:03-3379-5511(代表) ファックス:03-3379-5519 |
アクセス |
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