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【おしるこ ぜんざい】意外と知らない豆知識|違い、由来、発祥……

寒い時期になると温かいものが欲しくなってきます。

自販機にはコーンスープやおしるこの缶が並び始めます。

 

そんな寒い時に飲むとほっこりするおしるこについて、調べてみました。

実はおしるこ、ご当地グルメ&地域性の大きく出る食べ物(飲み物?)だったんです…!

 

【おしるこって?】

想像できると思うので、すごーーく簡単に言いますね。

小豆を砂糖で甘く煮て、餅や白玉団子を入れたもの

 

想像しているものと同じだと思います☺️

 

 

そういえば…
小豆、甘い、餅、、、

ぜんざいと同じかー。呼び方が2種類あるのかー。」
そう思っていたんですが…!!

 

実は「おしるこ」と「ぜんざい」

地域によって呼び方が違ったんです!

 

【”おしるこ”と”ぜんざい”の違い】

 

 

関東

汁気のあるもの全般 汁気のないもの全般

関西

 

こしあん使用(汁気あり) つぶあん使用(汁気あり)
亀山、金時、小倉(汁気なし)

 

関東では、汁の有無で呼び方が変わり、

関西では、使用する餡の種類で呼び方が変わるのですね。

 

そういえば、夏には”冷やしぜんざい”が定番デザートとしてありますね。

寒くなってきて温かなおしるこを見かける機会が増えていたので、冷しぜんざいがすっかり抜けてしまっていました…

 

関東と関西の違い

なぜ、関東と関西でこんなにも違いがあるのでしょうか?

明確な理由は分かっていませんが、江戸時代後期の文献に”ぜんざい”と”しるこ”の両方についての記述があったのですが、すでに違いを表しています。

 

「江戸では赤小豆の皮を取り、白糖の下級品あるいは黒糖を加え、切り餅を煮る。京都・大阪でも皮を取ったものは汁粉またはこしあんの善哉という」

江戸ではーー、京都・大阪でもーー、地域に分けて書いていることから違いが伝わって来ます。

 

【名前の語源】

おしるこ

漢字で書くと、お汁粉。

さらしあん(乾燥した粉末状の餡)を使ったことから汁粉と呼ばれるようになったと言われています。

を使った物。確かに分かりやすい語源です。

ぜんざい

漢字で書くと、善哉。

漢字からは語源が想像しづらいですね…

 

説としては2つの説があります。

 

①仏教用語「善哉」

仏教用語に「善哉」という言葉があります。これは、善(よき)哉(かな)、サンスクリット語で”素晴らしい”という意味の言葉です。

ぜんざいを初めて食べた僧侶がその美味しさに「善哉」と言ったことが語源と言われています。

その僧侶は、とんちで有名な”一休さん(一休宗純)”であるとも言われていますが、一休さんは室町時代の僧。

室町時代には食べられていた、ということが分かります。

 

②出雲大社で食べられた「神在餅(じんざいもち)」

旧暦の10月は神様が出雲に行かれてしまうので神無月と呼ばれていますが、神々の集う出雲地方では神在月と呼ばれていますね。

そして出雲地方ではその神さまたちが集まるという「神在祭(かみありさい)」、そこで振る舞われたのが神在餅(じんざいもち)でした。

 

この”じんざい”がなまって”ぜんざい”となったことが語源ともされています。

神在餅説は江戸時代に朱子学者の林羅山が文献に記していることから有力視されている説です。

 

林羅山は温泉についても文献に残しています。
→→→【日本三名泉】有名温泉どこだろう?

 

【ぜんざい発祥の地?】

 

神在餅が由来という説から、島根県出雲市がぜんざい発祥の地として声をあげています。

出雲市内には、ぜんざいが食べられるお店がたくさん!(つぶあんの汁ありです)

 

町おこしのために、「出雲ぜんざい学会」という団体も立ち上がっています。

 

そしてこの学会がある記念日を登録しました。

10月31日 出雲ぜんざいの日

 

「1031」の語呂合わせで”ゼンザイ”となったのです☺️

 

ちなみに、記念日にまつわる事業をするのは日本記念日協会です。
→→→今日は何の日? ってなに?!

 

ご当地グルメ?!

今では日本全国どこでも食べられるおしるこ&ぜんざい。

和甘味としても人気ですよね。

 

地域によってご当地感のあるものもあります。

 

愛知:しるこサンド

独自のご当地グルメ文化を育んできた愛知県。

ここでのご当地おしるこは「しるこサンド」(愛知県小牧市:松永製菓)

1966年(昭和41年)に発売され、今なお愛知県で親しまれているお菓子です。

北海道産あずきとりんごジャム、はちみつなどを練った餡をビスケット生地で挟んで焼き上げ、餡のほんのりした甘さとビスケットの塩味の絶妙な組み合わせが人気のお菓子です。

名古屋のあんこを使用した食べ物では、小倉トーストがご当地グルメとしてすでにありました。

愛知の口には、あんこが合うようですね!

 

長野:そばがきしるこ

信州そばで有名な長野県。

ここでのご当地おしるこは「そばがきしるこ

 

そばがきとは、そば粉に水を加えて練ったものです。ふわふわのもちもち食感の食べ物です。

店によって、お餅とそば粉を熱湯でこねて餅状にしたものを使用していたり、そばがきを使用していたりと様々ですが、お餅よりも柔らかい食感を楽しめます。

 

青森/北海道:かぼちゃしるこ

青森県や北海道の一部の地域の郷土料理として伝わるのが「かぼちゃしるこ」。

もち米が獲れないことにより、餅を作ることができなかったため、餅の代わりにかぼちゃが使用されました。

量は結構多めに大きめに、ごろっとしたかぼちゃが入っているらしいです、

農林水産省がめざましごはん(朝ご飯を食べようキャンペーン)で、白米に合う料理として紹介しています。

 

長崎:卓袱料理「梅椀」

長崎県に伝わる卓袱料理で、梅椀」という名前でおしるこがデザートとして出されます。

この梅椀という名前は梅の花の塩漬けを汁粉に浮かべて出したからともいわれています。

 

 

〔卓袱料理(しっぽくりょうり)とは?〕

卓袱料理とは、長崎発祥の宴会料理。
大皿に盛られたコース料理を円卓を囲んで味わいます。(しっぽくが卓という意味)

鎖国時代も長崎にだけは外国の文化が入ってきていました。
そんな背景をもつ長崎で、和・洋・中を取り入れた家庭のおもてなし料理として親しまれました。

今は郷土料理として、料亭などで楽しむことができます。

 

 

【おわりに】

かつて、芥川龍之介が久保田万太郎と、”汁粉は「食うものか飲むものか」と熱心に話をしていた”とも言われているおしるこ。

 

”カレーは飲み物”ではありませんが、確かにどちらなんだろう?と思いますね。

 

全国で当たり前にある料理も、地域によってさまざまな姿を見せているのも面白いですね。

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おじゃま まか

旅行好きの祖父母に物心つく前から日本中を連れ回された影響で、旅行大好きに! ひとり旅も友だちとの旅行もなにもかも好き。 友だちとの旅行では、行く土地の小さな雑学を仕入れて、旅先でひけらかすのが好き。笑 最近はキャンプにハマってるアラサーちゃん。

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