ラーメン大国”北海道”。
北海道三大ラーメンといわれるほど、ラーメンが愛される地です。
そんな北海道三大ラーメンのひとつ、「旭川ラーメン」!
どんなラーメン?どんな味?
どんな歴史をもつの?
詳しく紹介していきます!
Contents
旭川ラーメンとは?
北海道三大ラーメンのひとつに数えられる旭川ラーメン。
札幌ラーメン、函館ラーメンと並ぶ、北海道を代表するラーメングルメです。
旭川は北海道のここ。
北海道の中央部に位置し、昔から北海道の物流の拠点となっていました。
中央部のため、北海道ながら海とは無縁の地。
しかし、海産物も豊富に流通され、人口、産業といった面で札幌に次ぐ北海道第2の都市。
旭川ラーメン、どんなラーメン?
では、旭川ラーメンのスープや麺、具について詳しく解説していきます。
旭川ラーメンのスープ
- 魚介の旨みの醤油スープ
- ラード入りスープ
この2つが旭川ラーメンの特徴です。
スープの特徴①
スープは魚介類、豚骨、鶏ガラ、野菜でだしをとったダブルスープで、醤油ダレのものが多いです。
ダブルスープが主流になった背景には、旭川の産業に関係があります。
かつて、旭川市は養豚業が盛んで捨てていた豚の骨を活用するために豚骨スープが考え出されました。
その際に、豚骨特有の臭みを消し、さらに風味を加えるために煮干しや昆布などの魚介類を併用するようになったのです。
スープの特徴②
スープにはラード(脂)を入れます。
なので、スープの表面には脂が浮いているのを見ることができます。
旭川は北海道の中でも特に寒い地域で、氷点下30℃を超えることもある地。
そんな土地で、スープを冷めにくくさせるために使用されたのがラード。
スープの表面に浮かぶ脂により、湯気は立たず、熱が逃げづらくなっています。
冷めずに熱々のラーメンを楽しむことができるようになっているのです。
旭川ラーメンの麺
中細の縮れ麺が使用されています。
加水率が低いというのがこの麺の特徴。
茹で上げ直後に、スープを吸収しやすい麺です。
(欠点として伸びやすいということも挙げられます…)
縮れ麺はスープをよく絡めるので、麺とスープの一体感を楽しむことができます。
旭川ラーメンの具
旭川ラーメンの具はシンプルスタイル!
チャーシュー、ネギ、メンマ、というスタンダートかつシンプルなものがのっています。
スープの段階で魚介の味が染み出しているので、シンプルでも味を楽しめる一品。
旭川ラーメンの歴史は?
戦後まもなく、1947年に「蜂屋」「青葉」の2店のスタイルが旭川中に広がっていきました。
この頃からすでにダブルスープで中細縮れ麺の特徴的な要素となっていました。
1990年代後半頃から旭川ラーメンが札幌へと進出、
1996年には「旭川ラーメン村」ができ、市をあげてラーメンの振興を進めてきました。
旭川ラーメン村って?
1996年、「あさひかわラーメン村」ができました。
旭川で値を張って経営をしている8店舗が出店しているラーメン複合店。
様々な味の旭川ラーメンを楽しむことができる人気観光地です。
8店のラーメン店だけでなく、”ラーメン村神社”や”顔出しパネル”など楽しめるスポットも満載!
あさひかわラーメン村神社
恋人、夫婦、家族、友人・・。スープのように熱々の仲が、麺のように長~く続きますように。
「ラーメン村神社」は、そんな縁結びならぬ「麺結び」をテーマとした神社です。
- 男女の仲を取り持つ恋愛の神様「麺恋天」
- 浮気心を戒める縁固めの神様「麺真大王」
この2柱が円満を司る”縁結びの神様”として、思いを寄せる2人の縁を永遠のものに固く結ぶご利益があるとされています。
顔出しパネル
神社の2柱の神様をかたどった顔出しパネルで、記念写真を楽しみましょう。
休憩所(丼型ベンチ・割り箸ベンチ)
休憩スペースにもラーメン村らしい工夫が凝らしてあります。
麺を持つ箸が空中に浮かぶ巨大なラーメン丼型ベンチは、記念写真スポットとして人気。
あさひかわラーメン村神社 観光情報
住所 | 北海道旭川市永山11条4丁目119-48 |
電話 | 0166-48-2153 |
営業時間 | 11:00~20:00 |
入場料 | 無料 |
その他 |
旭川動物園近く! 収容席数 220席 駐車場無料 |
おわりに
全国至るところにあるご当地ラーメン。
いろいろなところでそれぞれの土地の背景をもったラーメンがあります。
ラーメンはお手軽でありながら、その土地のよさや背景を醸し出す料理。
ぜひ、お出かけの際には、ご当地グルメとしてラーメンを楽しんでみるのはいかがでしょうか☺
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