日本には約3000の温泉地があるといわれています。
「その中でも有名な温泉地ってどこだろう?」と調べてみたのですが、三大〇〇温泉とかかなりたくさんの種類の三大温泉があったので、今回は日本三名泉にスポットを当てて調べてみます!
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Contents
【日本三名泉とは】
日本三名泉は
兵庫県 有馬温泉
群馬県 草津温泉
岐阜県 下呂温泉
の3つの温泉地をさします。
【なぜこの三温泉が?】
室町時代の臨済宗の僧である万里集九(ばんりしゅうく)が書いた詩文集「梅花無尽蔵」や、江戸時代に家康~家光まで4代の待講(主君に対し、学問を講義する役職)を務めた儒学者である林羅山の詩文集第三にこの3つの温泉が書かれていたことが由来とされています。
万里集九は、
「本邦六十余州ごとに霊湯あり。その最たるものは、上州の草津、津陽の有馬、飛州の湯島(下呂)、この三か所なり」
林羅山は
「我が国は諸州に温泉を多く有す。その最も著しいものは、摂津の有馬、上州の草津、飛騨の湯島(下呂)、この三か所なり」、
「今、有馬、草津は広く世の知るところとなり。湯島は古来の霊場たること、遠く知るもの少なしといえども、入湯する人はその験を得ざることなし」
どちらも“日本にたくさん温泉はあるけど、有馬、草津、下呂がとってもよいよ~!”と言っています。
他にも、江戸時代の温泉番付「諸国温泉功能鑑」(1817年)では、大関(この番付内の最上位)に西は有馬温泉、東は草津温泉と並んでいます。
番付は町人たちの手によって作成されており、旅行者の評判というものは大きく参考にされていました。そんな番付でも最上位にくるということは、200年前から確実に人々の心をつかんでいたのですね。
【どんな温泉?】
有馬温泉
日本書紀にも登場するほど、古くからある温泉です。
環境省が指定する療養泉の9成分のうち、7成分が含まれる混合泉で源泉によって、金泉と銀泉と呼ばれる色の違う温泉を楽しむことができます。
金泉(赤褐色、塩分と鉄分を多く含む含鉄ナトリウム塩化物塩高温泉)
銀泉(ラジウムを含む放射能泉、炭酸を多く含む炭酸水素塩泉)
関連
有馬温泉についてもっとくわしく!→→→ 【有馬温泉】全国温泉巡り
草津温泉
奈良時代に行基が発見したといわれています。
湯の性質そのままで温度を下げるために、 “湯もみ”や“湯畑”と呼ばれる草津温泉ならではの工夫がされています。今ではこの2つは草津温泉の観光の目玉となっています。
また、日本一の湯の湧出量です。
強い殺菌力をもつ酸性泉で万病に効くといわれています。
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草津温泉についてもっとくわしく!→→→ 【草津温泉】全国温泉巡り
下呂温泉
平安時代に白鷺の教えにより発見されたと伝わる白鷺伝説の残る温泉です。
アルカリ性単純泉でなめらかなお湯。すべすべとした肌触りにより美人の湯といわれています。
河原には噴泉池と呼ばれる解放感抜群の温泉があり、下呂温泉の源泉を堪能することができます。(水着着用が義務です)
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下呂温泉についてもっとくわしく!→→→ 【下呂温泉】全国温泉巡り
【おわりに】
日本中にたくさん温泉がある中での「日本三名泉」。
3つとも、室町・江戸の時代から人々の心をとらえていたことが分かります。
どの温泉も昔ながらの雰囲気を残しながら、今の時代に合ったものに変化していっています。
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