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【国指定重要文化財】弘前城ってどんな城?歴史・桜・見どころまとめ

【弘前城】現存天守と桜の名所!四季を彩る北国の名城

日本に現存する12の天守のひとつ、青森県弘前市にある弘前城(ひろさきじょう)

東北地方で唯一の現存天守を有する名城であり、四季を通じて美しい景色が楽しめることでも有名です。

今回は、歴史や建築の魅力、桜や雑学も交えながら、弘前城を徹底解説します!

 

弘前城ってどんなお城?

弘前城は現在、弘前公園として整備されており、市民や観光客に親しまれているスポットです。

別名は「鷹岡城(たかおかじょう)」「高岡城」とも呼ばれ、これはこの地がかつて「鷹岡」と呼ばれていたことに由来しています。

 

弘前城の築城と歴史

弘前城の築城は、津軽氏・親子二代の手によるものです。

  • 1603年(慶長8年)津軽為信が築城を計画(翌年、京都で死去)
  • 1610年、二代目・津軽信枚が築城に着手
  • 1611年に完成し、以後260年にわたり藩政の中心地として使用

弘前城は東北で唯一、現存する天守が残る貴重な城です。

 

見どころ①|現存天守と江戸時代の遺構

現在の天守は1810年(文化7年)、9代藩主・津軽寧親によって再建されたものです。

初代天守は落雷により築城からわずか16年で焼失。現在のものは3層3階の小ぶりな構造ですが、江戸時代の再建天守が現存している大変貴重なものです。

また、以下の建物も築城当時のまま残されています:

  • 3棟の櫓
  • 5棟の門

いずれも国の重要文化財に指定されています。

 

見どころ②|弘前公園の桜と四季の美

弘前城のある弘前公園は、全国有数の桜の名所です。

約50品種・2600本以上の桜が園内に植えられており、日本さくら名所100選にも選出されています。

 

🌸 弘前の桜 豆知識

  • 1715年に植えられたカスミザクラが今も健在
  • 樹齢100年以上のソメイヨシノが300本以上
  • “弘前方式”という独自の剪定技術で丁寧に手入れされている

春は花見、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の風景が楽しめるのも弘前城の魅力です。

 

見どころ③|“今だけ”の天守!曳屋中の珍景色

弘前城は現在、「石垣修理事業」により天守が曳屋(ひきや)で移動されています。

本来の位置から数十メートルずれた場所に仮置きされている珍しい姿が見られるのは今だけ!

この曳屋は、構造物を解体せずにレールの上をスライドさせる技術で、全国的にも珍しい試みです。

写真映えスポットとしても話題になっています📷

 

現存12天守&国宝天守まとめ

メモ:現存する貴重な天守たち

全国に12しか残っていない「現存天守」。うち5つは国宝に指定されています。

 

まとめ|弘前城は自然と歴史が融合する東北の名城

現存天守、櫓、門、桜、雪、紅葉、曳屋まで――

こんなに多くの見どころが詰まったお城は、なかなかありません。

本州最北端にありながら、何度でも訪れたくなる不思議な魅力にあふれる弘前城。

ぜひ、季節を変えて何度も足を運んでみてくださいね。

 

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