「そうだ、京都行こう」とJRのキャッチコピーは有名ですね。
広告に使用されている写真を見ると、京都という街のもつ歴史と厳格さだけでなく、どこか非日常感も感じるから不思議です。
現に、京都は国内外からたくさんの観光客が訪れる一大観光都市となってます。・
そんな京都ですが、京都府京都市が主に観光地として有名です。
そんな京都市は11の区からなっています。
今回はそんな区の名前についてのご紹介です。
【11の区の紹介】
上の地図をご覧ください。
京都市は11の区によってできています。
北区 (鹿苑寺金閣 etc)
南区 (東寺 etc)
西京区
左京区 (平安神宮 etc)
上京区 (北野天満宮 etc)
中京区
下京区 (京都駅 etc)
東山区 (清水寺 etc)
右京区 (嵐山 etc)
伏見区 (伏見稲荷 etc)
山科区
![](https://plafav.net/wp-content/uploads/2019/12/ojamaca-scaled.jpg)
地図の上が北ということは、その反対は南です。西・東も同様に。地図的に見て、納得いきます。
上・中・下もわかる。
なんとなく、地図的に見てなんとなく。
ただ、右・左が分かりにくい。
地図で見たら、東側が左で、西側が右と思ってしまいます…ややこしいですよね。
実はこの左京右京という地名、平安京の名残なんです。
【平安京の名残?】
平安京は中国の都を手本として作られたといわれています。
中国には君主は北を背にして座る(南を向いて座る)というしきたりがありました。そのしきたりにより、中国の都では北の中央に君主の城を置き、そこから南に向かって都を発展させていきました。
平安京も中国を手本としているので、同じように天皇(=君主)も南を向いて座ったわけです。
つまり…
右京・左京の右・左は天皇から見た(北から見た)右・左ということです。
たしかにいまの京都市の地図は南から見て右・左を示しているように思います。
今と昔、基点となる場所が違うと考えれば、この右・左、ハテナ問題はすぐに解決しますね!
【おわりに】
京都市の11の区はどこに行っても古くからの歴史に巡り合えます。
“京都市観光”もいいけど、“京都市〇〇区”を重点的に観光する日があってもおもしろいかも!